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2017年9月11日月曜日

空色農園のシャインマスカットをつかったタルトを作る

空色農園の三崎さんが直接、シャインマスカット持って店にきていただけた。一年越しのラブコールがようやく実った。食べてやはり美味しい。三崎さんも、奥さんと一緒でとても柔らかい雰囲気でご縁をいただいて嬉しいと思った。

素材に力があるときのお菓子作りは簡単だ。糖度が21〜22度でしっかりと甘くみずみずしい味わいを生かす、それだけの話だ。お菓子も、作り手の表現力など、その人の人間性が強く現れる。農産物も同じだろうと思う。


空色農園のホームページを見ていたら、空色農園の名前の由来が書かれてあった。「空色農園の空・色は、仏教の世界観「色即是空、空即是色」が元になっています。色は、五感で感じられるものを表し、空は精神や第六感を表します。仏教の世界観では、この色と空が合わさり「縁」が生まれるとされています。人と地域とのつながり、縁を大切にしたという想いから、空色農園は始まりました。」空色農園さんホームページから引用


思いが同じ。お取引できる巡り合わせにありがたいと思います。滋賀で暮らし、滋賀でお菓子を作り、滋賀の人を元気にできればいいな。そんなことをいつもぼんやり思っているが、同じ思いの人が繋がることは大きなエネルギーへと繋がって行く。ものづくりという入口から入ったが出口は同じ社会の役に立つ。社会貢献。シャインマスカットのタルト「いまだけ、ここだけ、これだけ」しかない限定商品だけど、多くの人に笑顔になっていただければ嬉しいです。

2017年9月9日土曜日

「自信を持て」は無責任

野球解説の権藤博さんが新聞のコラムに書いていた。投手の自信はマウンドで結果を出すことでしか得られない。監督やコーチがいくら自信を持って投げろと言っても無駄。自信は自分を信じること。人から与えられるものではない。内から湧き出るもの。何の裏付けもなく「自信を持ってやれ」のアドバイスは無責任。

パレットでは、自信を自分の中に作るために、社員全員が日々の小さな行動目標設定に取り組んでいる。1日の終わりに小さな達成感、満足感を感じる。そんな小さなことを積み上げることで、自己信頼感、自己肯定感の絶対量を増やす。増えたから、急激に変化するのではなく可能性が高まる。そこから、その人が掴むかどうかは、最後の一分一秒までわからない。つまり、試合に勝つことだ。そして、結果はプロセスに支配されている。


取り組んでいることは"気がついたらすぐやる" "使ったものは元の場所に戻す""脱いだ靴は揃える"小さなことだが、習慣になるまで取り組むことで、明らかにその人の内面で核反応が起こる。その社員の当たり前が変わる。そうして社員が、お母さんに「あんた、どうしたん?」と、言われる。無言の笑顔が交わされる。人の成長は、ゆっくりと繋がっていく。


社員教育の補助金は、外部講師を招いてするセミナーにしか出ない。こうしたオリジナルな取り組みに共通の価値を見出せないからだと思う。しかし、外部講師の研修より、はるかに効果があると思っている。それは、"自信をつかむ"という本質に向かっているからだと思う。自信は、教えてもらって持てるものではないのだ。

年輪経営 かんてんパパに行ってきました。

滋賀県洋菓子協会の研修で、長野県の伊那食品工業(株)丸山事業部長のお話を伺った。以前から聞いたことのある年輪経営の話を、丁寧にわかりやすくお話しいただいた。



出来上がった会社を見ていると様々なご苦労があまり見えないけれど、いっぱい苦労して1つ1つ積み上げてきたのが、今日なんだろうなと話を聞きながら思った。"良い会社"ではなく"いい会社"を目指す。売り上げも利益も全て社員を幸せにするための手段にすぎないに共感を覚える。

会社経営の要諦は「ファンづくり」P・F・ドラッカー教授の「顧客の創造」とつながる。ファンづくりのために、良い商品、良いサービス、整理整頓清掃された心地よい店、挨拶や言葉遣い、笑顔の1つまでもが、全てファンづくり繋がっていく。つまり、社員一人ひとりが一日何人のファンを作れるか?に掛かってくる。「いい会社」は、それを積み重ねてきているということだ。

全く同じことを、日々言い続けている。パレットも日々こうした小さな努力を重ねていくことで、伊那食品さんのようになれるのかな?と、ぼんやり思う。しかし、時代の中で経営環境は目まぐるしく変化していく。昨日のニュースでトイザラス の経営危機が報じられていた。塚越会長の言う「遠きを図る経営」が、ズンと心に落ちてくる。少しでも近づけるように、努力しようとマジに考える1日でした。こうした出会いに感謝です。


2017年8月3日木曜日

長野産直送ブルーベリー

昨年から、取引を始めた長野産ブルーベリー大粒で味がしっかりしていて、とてもお気に入りの食材。食材に力があるので、そのまんま店ではブルーベリーのタルトに仕上げて販売。昨年食べて、楽しみにしていたという方もおられて、作り手としてはとてもうれしく思います。


良い素材に出会うと、シンプルにその味を中心にしたお菓子づくりを考える。素材を活かすと、いうことだが、お菓子づくりを複雑に考えると、こうしたブルーベリーのタルトは"普通"で、インスタ映えもしない。


先日知り合いの知り合いで、つまり全然知らない人から、綿菓子の専門店を開くからということで相談がきた。しきりにインスタ映えするものを作りたいとのこと、途中でこの人の思いについていけなくなった。興味を失ったというのが正直な所。



目の前の「おいしい」と、喜ぶ笑顔に出会えるのがお菓子づくりをやっていてとても嬉しいこと、ごちゃごちゃうんちく並べて褒めてもらわなくていい、言葉を超えて共感できる範囲でケーキ屋さんを続けていけたらいいなと思う。だから、インスタ映えしない地味な商品ばかりで、世の中の流れに乗っていなくてもいいと思っている。


自分勝手で傲慢なのかなと思うこともあるが、お菓子づくりそのものが傲慢な自己表現の要素を含んでいる。自分がおいしいと思うもの(食べたいもの)を作る。とてもシンプルな動機でお菓子を作っている。これも、角度を変えてみれば傲慢なのかと思う。思考を漂わせても、おいしいものは人を笑顔にする。このブルーベリーはおいしい。この事実は、なんら変わらないのです。

2017年7月30日日曜日

子守アナウンサーオススメのスティーヴン・ガイズ著『小さな習慣』

盛和塾の世界大会で、元毎日放送のアナウンサーだった子守さんと席が隣になって、いろんなお話を伺った。元気で、何よりも声が大きく力があるので、つい聞いてしまう。元気をいただける声だと思いました。

そんな子守アナウンサーから送られる不定期のメルマガに、オススメの本ということで「小さな習慣」が、紹介されていた。一年前に読んで、今季の経営計画に取り込んで全社員で取り組んでいる所で、子守さんと感性がピタッとあったとちょっと嬉しかった。

子守さんも「大きな大きな経営目標を掲げよと教えられてきました。
しかし、お恥ずかしい話ですが、まったく達成できずにいます。

身近なところでは、ダイエットに挑戦したものの続かなかった
という体験をお持ちの方がほとんどではないでしょうか?

私自身、番組の企画でいわゆる炭水化物ダイエットに挑戦し、
3ヶ月で10キロ落とせば良いところをわずか1ヶ月で達成。
3ヶ月後には15キロの減量に成功したものの、いまでは
人生最大級のヘビー級チャンピオンにリバウンドしてしまいました。 大きな大きな目標を立て、
日々できないことを自分のせいにしてしまう、そのやり方こそが
問題なのであって、あなたが悪いわけではないのです、という
目から鱗の内容でした。書店のPOPに書かれていたように、
「指で鼻を触りましょう」というような、じつにバカバカしいと
思えるような、毎日抵抗なくできることに目標を小さく小さくして、
それを継続できれば、結果として大きなことが成し遂げられる
というお話です。

自分も含め、周囲にも強いていたやり方は、付いてこられる
人だけを対象として、落ちこぼれを作り続ける焼き畑農業で、
この「小さな習慣」を身に付けることこそが、みんなが笑顔で
成長できる方法と思う」
商品の詳細
先日、この話を短大の授業の中で話したが、学生はついてこなかった。話してる途中でモチベーションが落ちてしまった。もっと自分の中に落とし込んで話さないといけないなと反省。学生には難しかったというより、私の話し方がいけてなかったと思う。反省しつつ、自分を変えるきっかけ作りの小さな習慣づくりをやりきって、来年の製菓理論の授業で熱く語ってやる。

2017年7月24日月曜日

盛和塾 稲盛経営者賞を受賞

2016年7月13日、14日京セラ名誉会長 稲盛和夫氏が主宰する経営者の塾「盛和塾」の第24回世界大会が4800名が参加して、パシフィコ横浜で開催されました。本大会において「稲盛経営者賞」を受賞いたしました。



受賞基準は、塾生経営者約10,000名の中で特に素晴らしい経営を行い、優れた業績を上げた者に授与されるとのことです。この栄誉ある受賞は社員ズタッフ全員の日々の努力とお客様からの支持の賜物と考えております。心より感謝申し上げます。

ずっと受賞を目標に掲げて経営に取り組んでいたので、受賞の連絡を頂いた時は「えっ」と、言葉が出なかった。しばらく時間が経って、じわじわと喜びが湧き上がってきました。誰かに自慢するというよりも、自分によく頑張ったねという気持ちとスタッフにありがとう、お客様、業者さんにありがとうです。


ステージから見える景色の中で、職人経営者をハンディのような捉えていた。職人的なこだわりから経営の幅を狭くしている。もっと、経営に徹しないと、そんなことをずっと思っていた。それが、ステージに立った時にそうじゃない。これが強みだったんだ。と、気がついた。稲盛塾長に気づかされたという方が正確かもしれない。そして、とても清々しい気持ちになった。

その感じ方が正しいかどうかはどうでも良くて、結果を出せば良いのだ。その強みを生かして、結果につなげる。それだけのことだと気がついた。今更と言われるかもしれないが、職人的思考からなかなか抜けられないのです。


2017年7月8日土曜日

ちはやふるの空気感で作る滋賀のお土産

近江百人一首サブレを作って、販売を始めた。そもそも、大津市役所の観光振興課さんから、何か考えてくださいよっていう話。軽いノリで、ジャーと受けた。


いつものように職人的思考で、ものづくりに向かっていく。5品ほど考えて、市役所の人たちに試食していただくが、どれも美味しいがこれっていうものがない。からくれないのイメージで作った木苺のポルボロンは、なかなかの出来栄えだった。しかし、しっくりこない。


行き詰まった時に一旦リセットして、漂うように思考を解き放ち、お菓子のイメージを探る。近江神宮を歩いた時の森の涼やかな風と香り。これかなぁとひらめく。あとは、そのイメージに向かって、味わいを決め、材料を調整して、頭の中で試食する。

近江米を使ったサブレ。サクッと弾けるような食感。米の甘さと一緒に、近江神宮の森のイメージを味わいで表現する。ジンジャーとシナモンを重ねる。何枚も食べられる味に仕上げる。そんなことをレシピに落として新しい味わいが出来上がっていく。

お土産は、コース料理の最後に出てくるデザートと同じで、大津にきて良い思い出を家族や親しい友人と分かち合う時に食べていただくイメージ。ここで「あれ?」となっては元も子もない。素朴で力強く、わかりやすい美味しさで多くの人が笑顔になって欲しいと願う。地域密着のケーキ屋さんのできることをやっていく。