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2010年7月25日日曜日

葉蓋のお点前

季節のお点前、葉蓋(はぶた)を見た。
葉蓋の扱いは水指の蓋の替わりに木の葉を蓋とするもので、この扱いは十一世家元玄々斎の創案によるものです。

ある年の七夕の趣向の茶会に、自分好みの末廣籠の花入の受け筒に、梶の葉を蓋にして水指に使用したのが始まりになっています。IMG_3867.JPG

とても涼しげで、この季節ならではのお点前。
お稽古している澤村さん
お茶杓のご名は「夏木立(なつこだち)」
おっ涼しげなご名やな…
あかんやん!俺とかぶっているやん!

私は、続き薄茶のお稽古。膝が壊れそうに痛い。翌日、予定通り、ひざが痛かった。ゴルフのスコア影響するな・・・と、思いつつ。お茶の稽古の後の清々しい気持ちは、何にも代えがたいものです。
感謝です。

2010年7月15日木曜日

横田シェフの講習会

滋賀県洋菓子協会、日本洋菓子協会連合会の主催で、オークウッドの横田シェフをお招きして講習会を開いた。有名シェフは、PRしなくても人が集まる。96名の大盛況。おかげで、会場はキャパを超えて、熱い。暑い。
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シェフの専門学校を終えて、就職する頃からの話、見習いの時の話、製菓長になってからの苦労、自分の店を持とうと思った時、店のオープンと、ゆっくり柔らかな口調でお話しいただき、出席者は熱心に聞いていた。

有名シェフであろうが、そこに行くまでいろいろとまどい迷い、努力をしてきたのだと・・・。継続した努力の結果が今日の講習会なんだろうなと思う。

シェフの人柄のような、温かく優しい味わいのお菓子を、試食しながら、充実した時間を過ごさせていただきました。感謝です。そして、やはり一流の人の仕事は、自分の目で見るもの、五感で感じるものだと思う。

2010年7月12日月曜日

シフォンケーキの授業

短大の製菓実習の授業。前期15回の実習の中に、簡単なシフォンケーキを入れた。全員が、いとも簡単に仕上げるのかと思いきや、へんてこな生地を上げてくる。技術の問題じゃなく、やる気の問題や。淡々と頭にきたことを話す。
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話をしながら学生の様々な表情が見える。全員ではないが、この人が、何を言おうとしているのかを感じ取る感性、理解する能力が、鈍いように感じる。多分、日々の暮らし全般が、自己中心的な感情や主観で、考えているからかと思う。考え方が、利己的なんやろな。

この世代は、妙に優しい。とにかく優しい。しかし、相手のことを思いやる深さがない。表面的だ。深い人間関係になって、傷つくのが怖いのだろうか?いずれにせよ、一人熱くなっている自分が滑稽に見えた実習。反省です。

2010年7月11日日曜日

ミントのフルーツゼリー

短大のメニュー、オレンジゼリーなんか食べたくないなと思ったのと、学生のおこちゃま味覚を刺激する目的で、ミントを入れたゼリー液にフルーツを入れたゼリーを作った。
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事前に、その日のミントの味わいをチェックできないのも影響した。頭の中での計算で、ぶっつけ本番レシピ。ちょっとミントが強いな・・・程度と思っていたが、学生たちの評価は、最低だった。
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バランスを崩すと、やはりだめだ。一緒に作ったブラマンジェは、無難な味わい。加えてアングレースソースは、学生たちのハートをとらえたようで、きれいに舐めるように食べていた。わかりやすいおこちゃま味覚だ。
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レポートを見ていると、全部がおこちゃまではないことが分かる。ほっとする。主観と客観の味わい評価ができないと、プロではやっていけないのだ。そして、プロは、信じられないくらい多くの失敗を重ねて、成長しているのだ。
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