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2014年8月4日月曜日

食習慣=人が良くなる習慣

大津青年会議所の事業「大津っ子お仕事夢タウン」にボランティアで参加、協力させてもらった。「パテシェになるには」と、いうテーマで、ブースを担当し、パテシェの話とプリンの試食をしていただいた。

試食は、プリンの語源である「蒸し焼き」した本物のプリンと、凝固剤を入れて固めたプリンを食べていただき、蒸し焼きした本物のプリンを当てていただく試食。次に、プリンから派生した、ブリュレを、カラメルソースと、醤油をかけて試食。先入観を持たずに、すっと味を感じるパテシェとして最も大切な味の感性について理解いただいた。

パテシェに大切な三つの力  ❶基礎体力❷基本学力❸味覚を感じとる人間力
食という漢字は、「人」を「良く」と書く。食習慣を正すという話は、人を良くする習慣を正しくするという意味になる。その習慣が、パテシェとして仕事を続ける力に影響する。パテシェに必要な味覚を感じ取る人間力は、小さい時からの食習慣に影響を受ける。さらに、それは、人間関係能力にも影響する。人間関係がうまく行かない人は、案外こうした小さなところから、ちょっとずつずれているのかと思う。本人にとっては、わずかなズレと思っているのかもしれないが、実は、その人が思っている以上に、食のプロになるには、問題が多いように思う。

五分もしないうちに誘惑に負ける人が、一時間後どうなるかを知ることはない。だから、有る意味で食習慣を正すことのできない人は、食習慣のなんたるかを知らないのだ。彼らは、常に自分に負けることで、自分を甘やかしてきたと思う。その甘えが、プロのパテシェになった時に、同じように、いろんな言い訳をして、自分を正当化しているように見える。

パテシェの世界だけが、特別厳しく、人並み以上の努力を求められることはないと思っている。どのプロも同じだと思う。子供達に向けたイベントなのに、その親に向かって、熱くなってしまう。そして、感じる親は「どきっとした」と、笑いながら話してくれた。その笑顔に救われる。人を良くする習慣は、自分自身にそのまま言える。イベントを通じて学び、反省と感謝です。