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2016年6月13日月曜日

パレット新作ケーキコンテスト開催

パレットでは毎年二回(冬春、夏秋)みんなで作る製品開発 に取り組んでいる。これは、新入社員も、熟練パテシェもみんな横一列にならんでヨーイドンで製品開発をする企画です。

書類審査から、試作実食社内コンテストで上位6品を選び、お客様実食コンテストを経て上位3品を販売していく。4ヶ月くらいの期間をかけて製品化していく取り組みです。今年も200名弱のお客様の参加をいただいて3品が決定されました。

このイベントをやり始めた頃には、試食コンテストの意味がご理解いただけずに「水だけで試食とはどういうこと?」「飲み物が出てくるのが遅い」などのお叱りが書かれてあったが、会を重ねることで、お客様に書いていただく内容が変わってきました。

「大好きだから真剣に食べて考えていたら、一時間では足りませんでした」
「自分で買う時には、同じようなものを選ぶが、こういうときはいろいろ試食できてよかった」
「いろんな種類のケーキが食べられる魅力に誘われたのが正直な理由です」
素直な感想を頂いて、パレットはこうしたお客様に支えられていると改めて感謝です。

「嫁一人で行こうとしていたので、自分も行きたくなって参加しました」
「嫁さんから強引に誘われて良かった」
ご夫婦の参加は以前に比べると増えたなという印象です。夫婦でこうした時間を楽しんでいただけていると思うとそれはそれで嬉しいものです。

「パテシェさんの努力が見えて、それに協力したい気持ちになった」
このコメントをいただいた方は評価もわかりやすくとても参考になりました。自分でもお作りになるのかなと読みながら思いました。いずれにせよ、自己満足のお菓子作りを個性と勘違いしている時代の中で「今、求められる味わいを作る」というパテシェとしてのミッションを再確認する機会になる。

自分のお菓子を作りたい。自分の店を持ちたい。そうした個人的な動機はそれで良いのだ。プロのパテシェとして、誰のために作るのかが見えていないと成長する方向を見失う。今後も、社員、お客様、業者様で作る三方良しの製品開発の機会として、もっと面白く楽しく続けていけたらと思います。