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2014年10月18日土曜日

今年入社の新人達が、1日バースデーケーキを作る。

おかげさんデーでのイベントとして、今年4月に入社した新人達を鍛えるために、1台15分でバースデーケーキを仕上げる。丸一日かけ8時間32台を仕上げる。新人の練習台になっていただくので、価格は通常の半額です。


新人が、それだけのケーキを仕上げるチャンスはない。クリスマスなどの繁忙時でもスピードがないので箱入れや飾り付けに回される。仕方ない話だ。でも、新人もケーキを作りたいと思う。これも当たり前の話。


この日のために新人達は、入社してから、懸命に練習して社内技術検定をパスしなければいけない。パスしなければ、ケーキにに触らせることもない。厳しいことではない、当たり前のことだ。


お渡しするケーキに新人達の手書きのメッセージをつけている。まだ、パテシェとしてはよちよち歩きの赤ん坊だけども、ケーキへの思いはある。そんな思いをMessageにしてつけている。


時代がどんなに早くなっても、職人の育つスピードは昔と変わらない。ちょっとでも上手くなる努力を続けよう。特別な練習でなくていい、たとえありふれた練習としても、それを誰もできないレベルでやり切るんだ。そんな時間の積み重ねが自分を信じる力になる。それが逆境を乗り越え、現実を突き抜ける力になる。


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