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2016年8月22日月曜日

滋賀県果樹品評会に行ってきた

滋賀県農政水産部からの依頼を受けて滋賀県果樹品評会審査に行ってきました。初めての経験でしたが、洋菓子コンテストでの試食審査の苦痛に比べるとまだ果物は楽だと思いました。全品試食し、これと印象残ったものは二回試食をしました。

審査は、官能で見る食味だけではなく、糖度(糖度計で測る数値)、箱に入った荷姿外観、色形など果皮色などを見るのですが、外観が悪いと売れないということで流通されない果物になってしまうようです。

審査した印象です。単純に糖度が高いからうまいのかというとそうでもない。糖度だけではない、長く残る旨味があるか?を、私なりの審査基準として、審査しました。説明があっているかどうかはわからないのですが、私なりには、果物の持つ繊維質の味わい、噛むことで出てくる旨味と思っています。ぶどう、イチジクでは皮ごと食べてもうまいと感じるものを選びました。ぶどうは皮を除いた味も確認しました。

食べながら、その違いを果物に教えられている感じがしました。出品されてくるものなので、どれもが美味しく力がある。その上で、私が感じる旨味が強いものと弱いもの。良い悪いではなく強い弱いという感じです。心が満たされていく感じです。

祖母が、畑仕事が好きでその手伝いを小さいときからしていた。今年のサツマイモの出来は良い。と、床下にしまうときに満面の笑顔で話す祖母の顔が記憶に残っている。なぜかその時に村田英雄の王将を歌っていた。祖母が審査員だったら、どういう審査をするんだろうと訳わからぬことを思いながら楽しい時間を過ごしました。とても勉強になった半日でした。こうした機会をくださった県の担当者に感謝です。

2016年8月13日土曜日

ゴルフは理不尽だから面白い

銀行から頂いた小雑誌に掲載されていた。大矢映子さんのコラムのタイトル「ゴルフは理不尽だからおもしろい」に、納得した。わたしも体が動かすのが好きで、休みは、何か体を動かすことを好んで遊んでいる。家でじっと本を読む休みの過ごし方も好きだが、どっちかといえば、体を動かすほうが好きだ。冬はあきもせずスノーボード、年中通じては、ゴルフだ。

練習すればうまくなるものでもないとこの頃思うようになった。それは、練習などの努力とは全く無縁な「理不尽」なことに出会うからだ。加えて、不公平さや、不運も重なってくる。そうなると、人間性があらわになって、慌てふためくことで、さらなる理不尽、不公平、不運が重なる。まさに人生修養だ。

努力をして、練習を重ねれば、誰でもが成功者になれる。日本中の子供達にだから頑張れと言っているこの時代に、このゴルフの理不尽さは、多大な教育的効果があると思う。どうにもならんことに出会うことがあるのだ。どうにもならんことを、あるがままに受け入れ淡々とカップインを目指す。本当に人が生きるってこういうことやなと思う。


「頑張ればなんとかなる」という楽観的なその場しのぎの教育よりも、あるがままを受け入れながら、自立し正々堂々と生きる覚悟をもたせる教育が大事だと思う。ゴルフをしながらいつも感じる自分の未熟さをも愛する自分を感じると、一打一打が楽しくなる。上手下手ではないのだと思う。楽しむことが継続につながり、理不尽や不公平や不運に出会うことのないゴルフができる時もあるのだ。その上で、理不尽も楽しむゴルフがおもしろいのだ。