練習すればうまくなるものでもないとこの頃思うようになった。それは、練習などの努力とは全く無縁な「理不尽」なことに出会うからだ。加えて、不公平さや、不運も重なってくる。そうなると、人間性があらわになって、慌てふためくことで、さらなる理不尽、不公平、不運が重なる。まさに人生修養だ。
努力をして、練習を重ねれば、誰でもが成功者になれる。日本中の子供達にだから頑張れと言っているこの時代に、このゴルフの理不尽さは、多大な教育的効果があると思う。どうにもならんことに出会うことがあるのだ。どうにもならんことを、あるがままに受け入れ淡々とカップインを目指す。本当に人が生きるってこういうことやなと思う。
「頑張ればなんとかなる」という楽観的なその場しのぎの教育よりも、あるがままを受け入れながら、自立し正々堂々と生きる覚悟をもたせる教育が大事だと思う。ゴルフをしながらいつも感じる自分の未熟さをも愛する自分を感じると、一打一打が楽しくなる。上手下手ではないのだと思う。楽しむことが継続につながり、理不尽や不公平や不運に出会うことのないゴルフができる時もあるのだ。その上で、理不尽も楽しむゴルフがおもしろいのだ。
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