最近、1万時間理論をよく目にする。ネットで検索すれば、賛成反対がたくさん出てくる。どっちでもよい、私なりに、一万時間理論を理解したのは、常に弱点と長所に集中した一万時間は、成果につながる。プロセスとして、その一万時間がある事実とないという事実とでは、結果が違うという理論として理解した。
一万時間野球やっていたら大谷選手のようになれるか?との仮説を立てて、論理を飛躍させて「石の上にも三年は無視しろ、転職するほうが良い」という結論につなげて、転職の思考法という本を書いている人がいた。頭良すぎのかな?経験不足?
日々の生活の中で、自己信頼感を積み上げる習慣がない人、インサイドアウトのパラダイムの思考習慣がない人は、どんなに良い環境に置かれようが成功は望めないと思っている。失敗の連鎖の中で、継続できずに自滅していく。中途半端な人は、継続できない理由をすり替えて、自分を正当化することに長けているように思う。
「7つの習慣」と「京セラフィロソフィー」を学んだことを自分なりに理解して、経験学習を進めながら自分の中に落とし込んだ「パラダイム=ものの見方考え方」です。それが、正しいとか間違っているという相対比較ではなく、シンプルに自分の生き方に合っていると思っている。だから、自分の言葉として、新人研修で伝えている。
同じ新人でも、すぐに理解できる人と理解に時間がかかる人がいる。理解できる人は、素直。すぐに、行動に移して自分なりに経験学習を進め理解を深めていく。理解に時間がかかる人は、結果を気にする。自分が作り出す不安と恐怖と一生懸命戦っている。求める結果が手に入りそうだったら、受け入れようと努力するが、なんだか受け入れるのに時間がかかる。さらに、行動するのにあれやこれやと理由をつけ、行動を難しくする。そして、結果に右往左往する、肯定しない。その延長線として自己否定に向かう傾向がみられる。同じ年齢の新人なのに、毎年ずいぶんと違うということを、学ばさせていただいています。経験学習に感謝です。