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2014年11月18日火曜日

夢ケーキプレゼントで、思うこと。

創業感謝フェアー 「おかげさんデー」のイベントで、夢ケーキプレゼントを実施しました。「家族が笑顔になるケーキ」のテーマで募集しました。実現可能なデザインとストーリーから、抽選で5名の方を選ばさせていただきました。


私は、スタッフが抽選する結果を聞くことになるのですが、当選された方の中に「結婚式を挙げていない両親にケーキをプレゼントしたい」という涙が出そうなストーリーの応募がありました。通常ではマジパンの載ったケーキのご注文を伺うことはしていないので、普通に店にこられても、お断りすることになる。それが、今回こうした企画に応募いただくことで、その要望に答えることができた。それは、とても嬉しかったことです。作ったパテシェの節津さんも楽しんで作ったようです。




じゃ、普段も対応したらいいじゃないかというお叱りをいただくことになります。ごもっともな話ですが、受けられない理由は、二つ。一つは、そうした熟練した技術を要するケーキを作れる職人さんと作れない職人さんがいるということ。オーダーをいただいたときに、作れる職人さんがいれば良いが、いつでもというわけではない。つまり提供する側の技術レベルが、お客様の信頼に値しないという判断です。


もう一つは、着色料などの添加物を使わないと作れないものであるということです。マーガリンやケーキホイップを使わないなど、自分たちの材料選びの基準である「安全安心100年素材」の考えにあっていない商品の提供は、私たちの店で作らなくても良いのでは?という考えです



今回の夢ケーキは、プレゼントということ、添加物を使うことを説明をした上での話です。普通やんといえば普通です。そして、普通は、人に言われることではなく、自分のために使う言葉だと思う。だから、こだわりというネガティブな言葉で言いたくない、自分たちにとっては普通に大切にしていることと言いたいのです。


2014年11月9日日曜日

なんで?は、二種類あるという話

機会があって、 二宮金次郎(尊徳)より7代目の子孫にあたる、中桐万里子氏のお話を聞く機会があった。テーマは、「つなごう明日の若者へ」 ~二宮金次郎からのメッセージ~



積小為大の話など、内容の濃いお話が続いた。印象に残ったのは、ヒントは相手が持っている。ヒントは現場にあるというお話。なんで ?には 二種類  ある。「怒りのなんで」と「観察のなんで」

妹のお風呂嫌いの話を例に説明されたのがわかりやすく、その光景が見えて笑ってしまう。


「なんで?」は五回繰り返さないと、本当の原因にたどり着かない。よく、見知らぬ相手にも思いやりや愛情を持てといわれる。しかし、私たちは、神様ではない。嫌いな相手でも、向き合うことができるのは、知ろうとすることだ。それが愛情。愛情の反対は、無関心だ。つまり愛情は関心を向けていくことだ。

そのために、あなたのエネルギーを使ってくださいと言われる。しかし、そのエネルギーを作ることを教えてくれない。知ることで生まれるエネルギーが、明日への力になる。ワクワク、ドキドキ、ハッピーな気持ち、ハッピーな気持ちが明日へのエネルギー。そのエネルギーは、それを知る場所で生まれる。「ただ見る」だけでは、ヒントもエネルギー生まれない。

「よく見る」は、プロセスを見ていくこと→心眼で見ること  この世のものはすべてプロセスがある。そこに存在している。プロセスから道が見えてくる。頑張っているのは自分だけではない。世の中は、大きなチームで動いている現実。そんなことに気づくことで、社会や自分たちを変えていける。二つのなんではそのきっかけになる。

日々の何気無いやりとりによくある、怒りのなんで?なんでこのくらいのことがわからへんのや?なんでこのくらいのことをやってくれへんのやろ?ではなくて、なんでわからないのやろ?なんで、やれへんのやろ?という眼で、相手を観察することで、自分自身の成長のきっかけと、目の前の課題の改善につながることが見える。意識して努力して行きたいと素直に思う。貴重なお話に感謝です。