波長が合うは、友人に限ったことではない。初めて出会う人でも長年の知り合いでも同じだ。歳を重ねて、この点への感性が鋭くなっているのと、選択が厳しくなってきたと自分で感じる。それは、経験もあるのだろうが、自分の身を守る思いが強く影響していると感じる。失うものが多いからという意味ではない。そういう視点でいうなら、以前に比べ開き直ってきたと思う。「なるようになる」と思っている。
波長の合わないままに時間を過ごしたくない理由は、相手にも失礼で、お互い無駄って感じるからだ。だから、用件が終われば、話を終わりにしたいと思っている。営業の人などは特に、無作為にご挨拶だけでもとアポイントを取りにくると会いたくない。相手の利益を考えればわかるのだろうが、自分の利益ばかりを主張する。つまり、利己心100%だ。
北海道のパウダースノーに合わせたボードを準備して挑んだ。怪我をしたくないという気持ちが強くなってビビリが入っていると感じる。同時に、もっと上手になりたい、体力ももっとつけたいとも思う。北海道の大いなる自然と波長を合わせながら、幸せな時間を堪能した。利己心100%の人でも笑顔で話せそうだ。いつも、そんな人でありたいとつくづく思う。つまり、相手が問題なのではない、問題は自分自身の中にある。楽しく幸福な時間も、作るのは自分自身の日々の努力。こうした時間を増やすために、もっと日々を一生懸命にと思った。