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2018年1月28日日曜日

北海道でスノーボード

4日間もつかな?体力に少しの不安を感じながら、休みをいただいて、古くからの友人たちと北海道にスノーボードに行ってきた。技術レベルがほぼ同じなので、同じリズムで滑れる。これは、結構大事なポイント。合わせて、話のリズム、笑いと美味しいのポイントが合う。これは、今更というか旅行に行くかいかないかの前に選択しているように思う。波長の合う友人との楽しい時間を持てるのは幸福だ。





波長が合うは、友人に限ったことではない。初めて出会う人でも長年の知り合いでも同じだ。歳を重ねて、この点への感性が鋭くなっているのと、選択が厳しくなってきたと自分で感じる。それは、経験もあるのだろうが、自分の身を守る思いが強く影響していると感じる。失うものが多いからという意味ではない。そういう視点でいうなら、以前に比べ開き直ってきたと思う。「なるようになる」と思っている。





波長の合わないままに時間を過ごしたくない理由は、相手にも失礼で、お互い無駄って感じるからだ。だから、用件が終われば、話を終わりにしたいと思っている。営業の人などは特に、無作為にご挨拶だけでもとアポイントを取りにくると会いたくない。相手の利益を考えればわかるのだろうが、自分の利益ばかりを主張する。つまり、利己心100%だ。





北海道のパウダースノーに合わせたボードを準備して挑んだ。怪我をしたくないという気持ちが強くなってビビリが入っていると感じる。同時に、もっと上手になりたい、体力ももっとつけたいとも思う。北海道の大いなる自然と波長を合わせながら、幸せな時間を堪能した。利己心100%の人でも笑顔で話せそうだ。いつも、そんな人でありたいとつくづく思う。つまり、相手が問題なのではない、問題は自分自身の中にある。楽しく幸福な時間も、作るのは自分自身の日々の努力。こうした時間を増やすために、もっと日々を一生懸命にと思った。



2018年1月7日日曜日

美味しくなった

褒めていただけるのは嬉しいのだが、何と比べているのだろうと思う。相対比較の美味しいは、根拠がわからないとただの思い込み。そして、味わいは個人の主観。ましてや、去年のより美味しいって言われても共感できない話だ。

元プロ野球選手の江夏さんが私の履歴書の中で、記者の投票で決まる、つまり、人の主観で決める「今年度のMVP」に関心はない。と、言い切っていた。ものすごい好成績を残した年に選ばれなかった、人の好き嫌いで決まる賞だと感じたそうです。

ネットで流れる情報の40%は、フェイクニュースという話を聞いた。大手メディアの情報操作、偏り報道が話題になっているが、確かに、大手だから信用できるとは言い切れないのかと思う。そんな視座で、テレビの報道番組を見て行くと偏りを感じる。実際に起こっている「事実」を伝えるだけでも受け取り方の違いと、そこに介在する人のパラダイムで伝え方が変わるという事実受け入れるしかない。人が入ることで、事実が揺らぐのだ。



「美味しい」も、同じ話だと思う。だから、自分が美味しいと思うものを作り、販売する。味の軸は、他者との比較ではない、自分の中の絶対味覚だ。

毎年この時期に、たっぷりいちごのタルトを販売している。クリスマスのピークに合わせたイチゴの苗から、今のいちごが一年の中で最も味わいが安定するからだ。しかし、自然素材だから、全てのイチゴが同じ糖度、色合いではない。さらに、人の手作りだから揺らぐものだ。





味わいは、揺らぐから良いと思っている。機械で作る工業製品ではない。そして、食べながら自分も揺らいでいる。それをいい加減と怒る人もいるだろうし、手づくりの良さという人もいると思う。居直るわけではないが、一つ一つが絶対的に違う価値を持っている。一つ一つが同じではない。手を抜く話ではない、たいそうに言うと一つ一つに魂を込める。そこに、手作りのお菓子屋さんの使命と存在価値があると思うのです。