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2010年10月30日土曜日

パレットスィーツクラス 極上のモンブラン

今日は、パレットスィーツクラス「極上のモンブラン」素材の良さと、バランスを楽しんでいただくお菓子です。店にいつも並んでいるお菓子ということで、受講生の方も楽しみにされているようでした。
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シュクセを、オーブンに入れる。空洞ができないように生地を作るのが難しい。
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センターに入れる濃厚なマロンクリーム、上に渋皮栗です。
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そして、モンブランクリームを絞る。これが、見ていると簡単そうだが、微妙なコツが必要。
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出来上がり。2時間30分の極上モンブランです。サクサクで香ばしい味わいのシュクセに2種類のモンブランクリーム、絶妙な味わいが、ゆっくりと広がります。
全員が、多少形は違っていましたが、でき上がりには満面の笑顔になっていました。その笑顔見たさに準備も、当日の運営も大変な教室をやっている。プロなんだけども、決して教えてやってるというものではなく、一緒に楽しく学ぶ気持ちです。
パレットスィーツクラスは、一人一人が自分の分だけを作るので、全部の工程を実際にできる、集中できる、失敗しても迷惑をかけないので気楽等と、受講生の方に言っていただけます。
 来年4月からの教室メニューを考える時期ですが、予約がいっぱいになってきたので、教室の回数を増やすことも検討しています。参加理由一位は、楽しく気分転換のパレットスィーツクラスです。

2010年10月18日月曜日

小松菜のスフレロール

BBC食農バラエティーの、2本目の収録が終わった。小松菜を使ったスフレロール。仕事に追われ、小松菜とじっくり向き合う時間が少なかっただけ、仕上がりがちょっと心残りな感じだったが、終わって、素材の繊細さにやられたという感じです。
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大津市で取れた新鮮な小松菜。農家の方が丹精込めて作ったんだろうなと思うと、中途半端ではいけない。 小松菜の色と香りを残すために真空加圧で下処理。
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スフレの生地に小松菜を入れて焼成
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ロールに仕上げて完成です。焼き上げると、あれだけ小松菜を主張していたのに、とたんにおとなしくなった。しかし、生地の中の小松菜の繊維をかむと、その葉っぱの香りと味わいは引きだされてきます。ここに、イチゴやパイナップルを合わせて仕上げていくと、小松菜の存在が揺らぐ。目指すは、小松菜が主役の清々しく、ナチュラルな味わい。
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奥行のない味わいにしたくないのと、番組の趣旨に沿った味わい。バラエティーを一緒に楽しむ気持ち。そんな思いもロールに巻いてみた。楽しい時間に感謝です。

2010年10月16日土曜日

紅玉林檎が届く

青森の久米田さんから、今年もしっかりしたリンゴが届く。昨年より入荷量を増やしていただいた。真空加圧をするのは昨年と同じだが、甘味度を上げずに糖度を上げて、味の変化をしないように工夫をした。加熱殺菌しないので、ちょっとの計算間違いでリンゴに変化が出てくる。
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非加熱真空加圧の紅玉林檎でパイにすると、水分がたくさん飛ぶので、隙間ができやすいが、香りと酸味は、ナチュラルな味わいそのもので、とても心地よい味わいになる。余計なものを使わずに、リンゴの旨味を凝縮するイメージです。自分好みの味わいを自分で堪能する。多くの方に味わっていただきたい一品です。

2010年10月9日土曜日

BBC食農バラエティーアグリンチュに出演

BBCびわ湖放送の食農バラエティーに、滋賀県で取れる野菜を使ったスィーツを作る企画で、出演しました。毎週、月曜9時からの10分間の番組ですが、5回出演予定だそうです。1回目は、依頼を受ける場面で、2回目は、下田なすのチーズタルト制作を収録しました。IMG_4248.JPG
まずはパイの空焼きです。イメージは、なす田楽。マスカルポーネチーズを使って優しい味わいと、パイでサクサクの触感。そこにとろけるなすのフィーリングです。IMG_4249.JPG
今回は、一発でイメージ通りに作ることができた。やや偶然のような気もするが、作る前にイメージが固まっていると、迷うことなくそこにたどり着ける気がする。迷いながらとまどいながらの制作は、時間がかかるのと、気持ちが追い込まれる。悪循環だ。
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人によって、新しい味わいを考える方法は、違うんだろうなと思う。私の場合は、まず、頭の中で食べてみる。それが美味しかったら、レシピに落としていく。実際に試作して、全体のバランスや細かい味わいの感じ方を調整していくことになる。
IMG_4254下田なすのチーズタルト.JPG
たまに、新作が、夢の中に出てくることもある。変な話ですが、それで満足してしまうこともあるのです。次のテーマになる野菜は、なんだろう・・・

2010年10月1日金曜日

森永乳業スィーツスクエアーに行ってきました

森永乳業主催で、閉塞感のある現状を少しでも改善しようというご提案の機会です。どのコーナーも、工夫されていました。説明する方たちが、普段はお客様と接していないんだろうなという印象。説明を、かむ人続出。ところで、あなたはだれに話しているのですか?って、人もいましたが、みんな一生懸命なので、その気持ちに感謝です。

そんな中で、ばりばりの営業っていう人もまじっていて、これはさすがって「感心」しました。テイストの表現などは主観、そしてプロだから、あまり自分から主張することはしないようにしている。だから、テイストの話などは、人の話を聞くことが多い。ソムリエの話などはいつも感心して聞いてしまう。

この間も、「お酒の熱燗は58度がええねん」という人に出会った。説明を聞いていると、数字を入れる割に内容はちょっと違っているなと思うけれど、黙って笑顔で聞いている。58度がいいとおっしゃる方に、何も言うことはないと思うのです。主観なのだから、それでいいのだ。ただ、自分では経験がなかったので、今度、自分の主観で調べてみようと思う。

ドーバーさんのブースで出会った女性の営業の方には、嫌みのない自然なテイストの表現で、思わずこちらもこう感じますと、その話に引きづり込まれた印象でした。再び会っても、ほんの数時間で、顔と名前の一致しないボケ頭では、認識はできないと思うが、この瞬間のやり取りや口に含んだ味わい、彼女の笑顔などは、断片的でも鮮やかに記憶に残る気がします。

時間の経過の中で、消えかかっている記憶の断片を拾い集めて、頂いたヒントを、お客様の笑顔につなげていきたいと思うしが咲パテシェでした。