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2009年9月29日火曜日

茶名をいただく

好きで続けていた茶道。7年目から8年目になります。
先日、裏千家宗匠から茶名をいただいた。
前田宗省という名前でした。
宗は、宗匠からいただく字、自分の名前を一字つけて「宗省」
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記念品に袱紗をいただいた。これは飾っておきなさいというような袱紗でした。腰の強いそれでいてしなやかな絹、とても上質な感じがします。
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そしてその日のお稽古は、口伝「真」のお点前。50分以上かかる長いお点前に、私の足は意識不明で痛いのかすらもわからない状態。そして、ひたすら体が熱くなってくる。オーバーヒート?
師匠の「何をそない、いそいでいますのや?もっと、ゆっくりドンと構えてやりなさい。その方が男さんのお茶はきれいに見えますのや」「・・・そうやなくて…」と、言いたい気持ちをぐっとこらえ「ゆったり、大きく」と自分に呟く。しかし、精神力の弱さは、いとも簡単に露呈する。「気持ちが入っていません」師匠の声も、遠くに聞こえるような苦痛。
多くの男さんは、正座しながら、どないして血を通わせているんだろうと不思議に思う。稽古の終わりに師匠から「ご苦労様。よう、頑張ったな」の声で、一同爆笑。頓珍漢な弟子に師匠は気長に付き合っていただける。感謝です。茶名をいただいてようやくスタート地点に立てた気がします。
日々の中に「お茶」を感じるような「暮らし」を心がけていきたいと思います。

2009年9月28日月曜日

西日本洋菓子コンテストに行ってきました

今年で50回目の西日本洋菓子コンテストに行ってきました。日本で一番歴史あるコンテストです。実技のコンテストという点でも、50年前から行われていたというのに改めて驚きです。今年は、不況の影響か出品者が少し減っていました。
経験3年目までの課題は「マジパン細工」でした
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1位の作品。とても可愛く審査しながらも、こういう作品は個人的に好きだなって思っていました。自分が良い点数をつけた方が1位というのはうれしいですね。
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この作品もかわいく好きな作品です。
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今年のテーマは、世界の祭りということで、この作品も好きですね。
パレットから出場した濱田さんは残念ながら入賞は逃しましたが、緊張とプレッシャーの中、なかなか頑張った。コンテストが終わって「疲れました」と言いながらちょっとたくましくなった気がします。前田も一日審査員と協会役員としてのお仕事もこなし、お疲れ様の長い一日でした。

2009年9月19日土曜日

感謝の気持ちで「おかげさんデー」

おかげさんデーの予約が昨日から始まりました。たくさんのお客様に来ていただいて、完売商品が出てきました。できる限り多くのお客様に対応できるようにと、思っていますが一台づつの手作りなので、限度があります。
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年に一度、ポイントカード会員様限定で、感謝の気持ちをこめてつくるアントルメを半額でサービスという企画です。若手も熟練も、この時だけの自分ブランドでオリジナルケーキを作ります。技を磨く、お互い競い合うということもあります。また、普段と違うケーキを遊び心満載で作る目的もあります。

さらに今までのパレットの材料選びの考え方を「100年素材」という言葉に集約しました。100年素材とは、親子3代にわたって食しても安全、安心な食材を選ぶということです。100年前からあった食材を選ぶことで、作り手も食べる人にも「わかりやすい」ルールです。大事にしていきたいと思います。

2009年9月18日金曜日

濱田のマジパン

昨年入社の濱田が、今度の西日本洋菓子コンテストに出場する。マジパンの練習を楽しそうにやっている。
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濱田らしさが出ているかわいい作品ばかりです。
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マジパンの良さは、このほんわかしたあたたかさだと思う。
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コンテストだから当たり前のように技術は必要だが、このマジパンらしさは、もっと必要だと思う。
2年目濱田は、ようやくプロのパテシェールとして自分の足で歩きだしたばかりです。コンテストでしか味わえないぎりぎりの緊張感を体験して、さらにステップアップしてほしいと思います。独自の世界を持つ濱田のこれからが楽しみです。

2009年9月11日金曜日

滋賀県高島産の米粉をいただく

高島屋さんの名前の由来になった滋賀県高島市の?リンケージファーム高島で、作られた滋賀県産100%米粉をいただいた。話半分に聞きながら、とりあえずロールケーキとシフォンケーキを試作をしてみた。
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正直それほどの期待感も持っていなかったので、あがりは、予想以上だった。25ミクロンの微粒子米粉が、しっとりとした柔らかさとモチモチとした味わいを生み出した。現在販売されているものと比較しても、上質な素材でした。
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米粉のしっとりもっちり食感、カロリーが低いなどのメリットを生かした商品を作って、滋賀県の人に食べてもらいたいと思った。地域密着パレットにその責任があるぞと勝手に思う前田でした。

2009年9月5日土曜日

教員5年目研修の受け入れ

8月には、高校生、専門学校生、短大生、教職員5年目研修、9月に入って中学校の職場体験と、毎日誰かいるっていう感じで受け入れを続けました。
こうした研修の合間、わずかな食事時間で話すぐらいなのだが、そのわずかな時間の中でも、様々な話が聞ける。専門学校生は、プロを意識した仕事の内容や自分の将来についての話が多くなる。短大生は、製菓コースということでそうした将来の話に加えて、日々の自分たちの生活について話をしてくれる「今時の大学生の話」。中学生、高校生は、こちらの質問に答える範囲での話。
教員研修は、社会人ということで全く違う。どの先生も、教育の話になると熱く語る。その中で、父兄の問題が大きいなと感じます。いわゆるモンスターペアレンツという人たちかと思う。加えて、現在の学校教育の仕組みの問題もあると思う。
価値の創造=情熱×人×仕組み化
という話を聞いた。これは会社経営だけの話ではないと思う。学校においても同様だと思う。父兄の要望を聞くだけの学校では、仕組み化が進まない。結果、本質的な教育的成果が得られないのだと思う。そのうち、情熱が消えることになる。
わずかな研修の合間で、学んでいただけることには限度があるが、なにがしかその先生が教育の現場に置いて、生かせるヒントや気づきが得られればうれしいことです。ちょっとは、世の中の役に立ったかなという思いですね。今後も、要望があれば、お役に立ちたいパレットでした。