今は、市町村合併で越前市となった故郷武生。ご出身は?と、聞かれれば「武生です」と、答える。
現在でもJRの駅名にも使われている事もあって、臆することなく使っている。いずれ、相手を見ながら、使い分けることになるのだろう。
そんな武生で見つけた、小さい頃食べた懐かしいおやつ「満照豆」炒った大豆を、砂糖の結晶化でくっつけた素朴なお菓子。食べれば、大豆の香ばしい味と砂糖が口の中で溶けて行く。鼻を抜けていく、炒った豆の香り。こうした、大豆を使った昔ながらのお菓子が、武生では多くみられる。
1世紀近くの時間を越えて、食されているようだ。国産原料か?遺伝子操作は行われていないのか?など、言いだせばきりがないが、素朴で力強い味わいだから、時間を超えて喜んでいただけるお菓子なんだと思う。そういう時間を超えて愛されるお菓子を、作っていきたいなと満照豆をガリガリ食べながら思うのでした。
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