奈良にいるお茶の師匠にお稽古をしていただいた後に、秋篠寺に行ってきました。
京都にあるお寺と違って、奈良にあるお寺は、わびさびが漂う癒しの空間です。
国宝の本堂、端正な美しさがあります。堂内には、芸能の神様「伎芸天」の像があります。本尊は、薬師如来像だそうです。こちらも、時代が違うのか、たくましい顔つきでした。どれもが古い仏像なのですが、まじかに見ることができます。1000年以上の月日を経てもなお穏やかなその表情に、気持ちが落ち着きます。
暗いお堂から出て、大元堂を見ると晩秋の夕暮れがきれいです。庭には、かなり大きなサザンカ、その近くに、生まれて始めてみるくちなしの花が咲いていました。
くちなしの花の名は、渡哲也さんの歌で知ってはいたが・・・
お茶の稽古の後の清々しい気持ちに、ちょっとおそめの紅葉が、日々のあわただしい生活に疲れた気持ちを柔らかに包んでくれているようです。月に一度のリセットタイムです。これがあるから動的平衡が保たれているのだと思う。感謝。
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