滋賀県が開発した苺の新品種「みおしずく」を使った食育講座を、大津市北部小野小学校(小学6年生14名)にて行いました。講師は、パレットのパティシェ―ル吉田香奈子が担当しました。私は隅っこで助手に徹しました。
まず最初に、みおしずくを試食して「美味しい以外の言葉で、この苺の味わいを表現してください」小学生には少し難しい注文だったけど、みんな一生懸命考えていた。3人ほどに発表してもらいました。「最初はぶわ~っと甘いけど、酸味があってさっぱりしている」と、とても素直なコメント。テレビでの頭で考えている食レポとは大違いだ。
滋賀県産の小麦粉を使ったジェノワーズスライスにも、子供たちの「おっ~」の歓声が上がる楽しい雰囲気。ショートケーキの仕上げのデモを行い、小学生たちが3人一班に分かれて実際にショートケーキを作って、試食をしました。
この時にも「美味しい以外の言葉で感想を述べてください」に、小学生たちは一生懸命に考えてコメントをしてくれていました。最後は満面の笑みで「美味しい!」と締めくくる笑顔に感動をいただきました。
ささやかなことですが、この感動に、自らのお菓子作りのプロとしてのぶれない熱意を呼び起こしてくれたと感じました。この笑顔のために自分たちの日々の仕事がある。厨房からは見えないけれど、日々のお菓子作りの中で、しっかりと心に描いていたい笑顔だ。小学生の子たちに感謝の一日でした。
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