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2017年11月7日火曜日

「シェフの想い」と「お客さまの想い」を結びつけるヴァンドゥースに合格!

ワインには【ソムリエ】”Sommelier / 女性 Sommelière”、ホテルには【コンシェルジュ】“concierge”といった専門の職業が有るように、お菓子の販売には【ヴァンドゥーズ】 "Vendeuse"という職業があります。

 

ヴァンドゥーズはただのお菓子の "売り子・販売員” ではありません。高度で幅広い知識と専門の技能を持ち、おもてなしの心を基にお客さまに喜んでいただくことを何よりも大切に考え、お菓子をお客さまにお届けするプロフェッショナルのことをいいます。「シェフの想い」と「お客さまの想い」を結びつける大切な仕事です。




その資格を、パレットのスタッフ2名がチャレンジして合格した。とっても楽しそうに頂いたヴァンドゥースバッチをつけて写真におさまりました。勤務中はずっとつけているので、お声をかけていただければ喜ぶと思います。




パレットでは、自分の努力で付加価値を上げろということで、様々な資格にチャレンジを薦めています。お菓子作りが好きで入ってきたマネージャー二人に、業務命令で簿記3級、ビジネス会計試験に合格しろと講習会に送り出しています。技術習得でも菓子技能士1級、2級は、三年以上勤務の人は全員当たり前のように受けて合格している。販売士の資格を持っているパティシェもいます。




通常の勤務をしながらの受験なので、みんな大変だと思います。それでも、一歩前に踏み出す。パレットで働くこと=成長が重要と考えている。昨日の自分より、今日の自分が成長してると実感できれば、それが何にも変えがたい喜びである“甲斐”に繋がるからです。新たにヴァンドゥースになった二人も、合格を1つのきっかけとしてさらなる成長を続けて、後輩たちの憧れになって欲しいと思います。二人の頑張りに感謝です。




2017年11月6日月曜日

蓋を閉める、次の人のためにスリッパを揃える

誰でもわかるようにと、トイレの手洗いにテプラで貼っている。スタッフは、ほぼ急いでいる時以外は、冷静に習慣化されているように感じている。例外は、新入社員とお客様、職場体験の子達だ。今年、新入社員の子が、入社半年経っても、気がつかないのかできていないことに気がついた。


その子は、立ち仕事での足が痛いという理由で、その月で退職が決まっていた。それ以前の話なのだが、意図することが伝わらなかった。創業して31年。毎年、新入社員を迎え、一年以内の退職者は数人いるが、”足が痛い“という理由は、初めてで意外な理由だった。そんな理由で会社を退職するのは、なぜなんだろう?そんな人生でいいのだろうか?大学を出ているが実際の年齢は中学生程度なのか?尽きぬ疑問と、こうした人を採用した責任。そして、今後のことを憂う。

もう一人、今年採用した人で退職された人も“手が荒れる”と、日赤の先生の診断書を持ってきた。自分で荒れないように手袋をはめて洗い物をするなどの対応はしたの?という質問に、何もしていないと、素で答える。悪意がない、考えていない。親が言わせているのかなとも思う。いずれにせよ、「この仕事を続けたいので、ここで手をちゃんと治したいので、退職します」の言葉に返す言葉はなかった。

たまたまなのか、よくある話なのかもわからないが、いま目の前に突きつけられる現状への違和感はなんだろう?将来への憂いも含まれるが、事実だけに着目すれば、豊かな日本が産んだそもそもの話。「小善大悪ににたり」と、尊敬する稲盛さんが言っている。その場しのぎ、問題の先送りの結果だと思う。その子のためにという正しさを装う、悪質な責任逃れだと思う。その子の一生に影響して行く。

幸せな人生を生きる。という、シンプルに誰もが思うことの中に“働く”がある。経済的な側面だけで働くことを捉えている。プライベートと仕事を対立するように捉える話と同じだ。働き方改革で本当に必要なのは、こうした子達を社会に送り出す前に、働くことをちゃんと教える家庭での教育、考え方の転換が大事なんだと思う。そして、親の働き方にも及ぶ話だと思う。