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2023年12月2日土曜日

職場体験実習の中学生が書いた日報

 10月頃から、市内の中学校からの依頼で、職場体験の中学生受け入れています。そんな中学生にも、日報にコメント書いてくださいと、指導している。言葉にすることで、その中学生の「一日の学び」は、化学変化を起こすと思っています。

そんな一人の中学生が書いた日報です。

「洗い物をしているときに「ありがとう」と、言われた。後片付けだけど、ケーキを作ることには必要なこと。それでも、言われてうれしかった。大きな仕事から、小さな仕事までたくさんあるけれど、どれも気持ちを込めてやることが大切だと思った。3日間たくさんにありがとうございました。一緒にたくさんのことができて、うれしかったです。」

とても素直なコメントに”中学生らしさ”を感じる文章表現が、すっと自然な感覚で、心にしみ込んできます。わずか3日間の体験学習で、そんな風に感じて頂けて、こちらから「ありがとう」を伝えたくなります。

小さな「気づき」を、今目の前の洗い物をしている自分から、ちょっと俯瞰してお菓子づくり全体をとらえて、自分の「学び」につなげていく。気づきを自分の学びにつなげる力は、どこから学んだのか?DNA?育った環境?・・・この人が日々の時間を共に過ごす人から自然と身に付けた感覚なのか?日々の目の前のことを素直に受け止められない私の小ささを感じます。止めているのは、ちいさな自分を頑なに守ろうとする”自己保存本能”だと思う。

小学校の先生のお話で、聞いたことです。小学校4年生くらいから子供たちが算数嫌いになっていく。分数や四捨五入などの”概念”が必要になってくるからだそうです。経験的感覚を言葉で伝える難しさの理由と思います。目に見えないことを伝える難しさ。その難しいことを”うれしかった”の素直な感性がすっとしみ込み広げ伝わる心地よさは、学びのコツになるのかと思います。

私の小ささはさておき、中学生の素直な「学びのサイクル」は、多くの人への新たな気づきになると思います。中学生のかわいい笑顔から私も学びました。感謝です。

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