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2018年8月12日日曜日

自家製へのこだわり

自宅で、日々の自分の体と心のメンテナンスも含め、自分の食べるものを自分で作ることをこまめに気が向いた時にやっている。ぬか漬け、梅酒、梅干しなど、小さい時の祖母の仕事を横で見ていたことと合わせ、ネットで調べてやってみる。


梅干しづくりを一人で全部やるのは、はじめてなので、塩度を落として失敗も嫌だなと妙なプライドが頭をもたげる。出来上がったものは塩辛くて、これは、食べられないと一年放置。主婦のスタッフから、塩抜きしたらいいんじゃないですか?と、新たな知恵をいただき。ほったらかしにしていた梅干を引っ張り出して塩抜き。

目指している梅干しの味は、記憶に残る祖母の作った梅干し。梅と紫蘇と塩で作るシンプルな梅干し。二年の月日を経て、塩抜きした梅干しは、しば漬け程度の塩度になったが、記憶に残る味に近かった。ほっとする旨味だ。体が欲している味と思った。メンテナンス効果が高い。

先日テレビで紹介されていたスィーツづくり。隠し味に黒コショウ、パルメザンチーズを、わからない程度に入れる。理解はできるが、それでどのような味わいを作ろうとしているのか?よくわからないパイナップルとチョコレートムースのケーキだった。

人それぞれの味の記憶があり、作り方がある。単純に私はシンプルで分かりやすく、素材の力を感じるお菓子が、心に残るおいしさと思っている。必要であれば、黒コショウも、パルメザンチーズも使う。

アイデアを具現化するときは、可能性を考えいろんな素材を詰め込んでいくが、仕上げていくときは、できるだけシンプルにしていく。デザインを洗練させていくのと同じで、いらないものをそぎ落としていくイメージ。結局、目指しているのは「祖母の梅干し」なのかなと、塩抜きした梅干を食べながら思うのでした。

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