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2016年11月6日日曜日

着色料は使いたくない。

クリスマスのパンフレットが年々豪華になっていく。消費者目線で、すごいなと感心する。そして、自分だったら、どのケーキを選ぶかなと好奇心丸出しで見ていく。


一方で、職人目線で、この工程数をこの時期にやるのはきついだろうなという目線で見てしまう。また、組み立て方などで、これ美味しいな、材料的にお得やな、などなど口にすることはないが思うことはたくさんある。

さらに、着色料などに目がいく。華やかに作っているが、この色は時間の経過で褐色に変化するだろうなと思うものがある。体に不要なものは口にしたくない。自分が食べるときに選ぶ基準で、食べたくないものだ。それと同じように、自分が作るお菓子の考え方、基準と矛盾させたくない。自分の家族に食べさせる気持ちと同じようにお菓子を作りたい。

美味しいは人によって様々だと思う。小さい時に、バターじゃないバタークリームでできたピンクのバラが美味しかった。添加物でできたお菓子が美味しかった。いま、バターでできていないバタークリームを口にしたいとは思わない。

時代が良くなったと思う。美味しいものがたくさんある。しかし、自分の命は自分で育て守るものだ。体に不要なものを口にすると細胞膜を疲弊させる。体が弱る。体が弱ると心も弱る。美味しいものは人を元気にしないといけない。シンプルに、そんな思いを持って人を元気にする美味しいお菓子を作りたいと思うのです。

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