今年の新人山本佳那子の、技術検定を行った。辻技術研究所を出てきただけのことはあって、練習も含めて、比重にずれがなかった。安定している。なんだか、たくましいやつだ。
5月から7月までの3ヶ月間に集中して、技術検定を行う。パスしなければ、厨房に入れない。要するに、お菓子作りをさせない。シンプルなルールだ。その人がかわいそうとかそんなレベルの話ではない、プロとして当然の努力を求めるだけだ。パスしなければ、努力が足らないだけのことだ。
コンテストに出場するというのが、最も効率よく技術力、精神力、体力を向上させ能力を引き出すといわれている。否定はしない。しかし、すべての人に使える社員教育の方法論ではないと思っている。
だから、パレットでは、最低基準を設けて、段階的にクリア^していく課題設定、本人もわかる社員教育が大切と言う考えにいたった。結果、3年以上の社員はすべて国家試験である菓子技能士検定に合格している。成長を先輩後輩が一緒に楽しむ、お菓子の技術を習得するのは、つらく、苦しいことではない。学ぶこと=身につく=成長を感じるのは、楽しいこと、それを教えたい。
0 件のコメント:
コメントを投稿