スタッフ一人一人に誕生日祝いを贈る。今年は、尊敬する稲盛さんの本「働き方」を贈っている。この本の感想を1か月以内にA4レポート1枚にまとめて出せと言っている。
もらっても、まったく読まない人もいる。読まないとわかっていても、本を贈る。今の世の中の感覚だと、相手のことを思い、相手に合わせて工夫するという話になる。たとえばそういう読まない人には「コミック本を贈る」「図書券を贈る」なとという意見が出てくるが、前田はそういう発想にはならない。それは、自分の成長を欲するなら、近道はないということ。自分のために、当たり前のことを当たり前にやって、当たり前だと思う。自分自身の成長のために、本の一冊も読めない理由が、わからないからだ。評価する、管理する側のために読めという話ではないのだ。
新たに入ってくる情報を単に「好き」「嫌い」だけで、判断してしまうような薄っぺらいパテシェパテシェールになってほしくない。多くの人とかかわりあう中で、人として魅力的に成長していく。感じる、気付く、変化成長していく、そんな当たり前のことが素敵だと思う。そして、何にも変えがたい「達成感」をしっかり感じてほしい。そんな積み重ねで、思いやりと感謝の気持ちを持つ「人」に成長していってほしいと思っている。だから、本ぐらい読め。それだけのことだ。
そんな本の包み紙は、がさつにクラフト紙の封筒に包むだけ。その上に、その人の似顔絵を描いて贈る。同じ絵は描けない。この日この時の「ありがとう」の気持ちで描くからです。スタッフから本当に沢山学ぶ機会を得ている。そんな感謝の気持ちも込めてです。
0 件のコメント:
コメントを投稿