講師をしている、短大の期末試験。上は、90点以上の高得点もいれば、とほほと言うような点数の学生もいる。同じ時間を授業して、同じ話を聞いているはずなのに、この差は、なにからうまれるのやら?
「しあわせな人生」を、望むところは、まったく同じだと思うが、15回の授業時間で得たものの差は、果てしなく大きい。しあわせな人生は、寝ていたり、ぼぅーとしていても手に入れられないのだが、何をどう伝えたら気付くのか?
卒業した学生たちが口をそろえて言うのは、「あの時、先生の話をもっとちゃんと聞いておけばよかった」必要に迫られていない学生にとって、しわせな人生の話は、理解できなかったのかと思う。だって、充分しあわせなんだもん・・・って、思っているんでしょうね。
点数が悪いからと、別段気にしている様子もない。多分、それなりにしあわせなんだろう。そんな笑顔に、追いかけて説教することはできない。いつの日にか、気付くことを祈るだけだ。そして、伝え方をさらに考える非常勤講師でした。
プロの現場、そのままをやれば、見てる分には良いが、お客様にとっては、結構大変。シブーストは、そういう意味で作業が大変なのと、難易度が高い。
味わいは、その時々で変わるものと定義すると、様々な可能性のなかから最適を選択する能力を高めることが大切だと思っている。アドバンスクラスでは、難しいケーキを作れるようになったということより、自分の可能性を広げるきっかけになればと願っている。プロではないのだから、楽しむこと、そして、自分の可能性を感じる瞬間があれば良いと思っている。
お菓子作りに、「唯一の正解」があるように思っている人が多い。あえて言うなら、今の自分はこれが好みと言う程度のものだ。同じレシピで来年作っても、そのときの気持ちのありようで変わる。激しくせめぎあう味わいをイメージすれば、レモンを強くしたくなるか、メレンゲの分量を減らすかもしれない。。そんな自由なイメージに「唯一の正解」などない。
経営と同じ、確率を高めるために、これを選択するが、他にも方法がいっぱいある。それを踏まえて、愚直に、正確に同じ方法を続けていくと、ふっとひらめくものがある。人生も同じだ。
