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2018年1月7日日曜日

美味しくなった

褒めていただけるのは嬉しいのだが、何と比べているのだろうと思う。相対比較の美味しいは、根拠がわからないとただの思い込み。そして、味わいは個人の主観。ましてや、去年のより美味しいって言われても共感できない話だ。

元プロ野球選手の江夏さんが私の履歴書の中で、記者の投票で決まる、つまり、人の主観で決める「今年度のMVP」に関心はない。と、言い切っていた。ものすごい好成績を残した年に選ばれなかった、人の好き嫌いで決まる賞だと感じたそうです。

ネットで流れる情報の40%は、フェイクニュースという話を聞いた。大手メディアの情報操作、偏り報道が話題になっているが、確かに、大手だから信用できるとは言い切れないのかと思う。そんな視座で、テレビの報道番組を見て行くと偏りを感じる。実際に起こっている「事実」を伝えるだけでも受け取り方の違いと、そこに介在する人のパラダイムで伝え方が変わるという事実受け入れるしかない。人が入ることで、事実が揺らぐのだ。



「美味しい」も、同じ話だと思う。だから、自分が美味しいと思うものを作り、販売する。味の軸は、他者との比較ではない、自分の中の絶対味覚だ。

毎年この時期に、たっぷりいちごのタルトを販売している。クリスマスのピークに合わせたイチゴの苗から、今のいちごが一年の中で最も味わいが安定するからだ。しかし、自然素材だから、全てのイチゴが同じ糖度、色合いではない。さらに、人の手作りだから揺らぐものだ。





味わいは、揺らぐから良いと思っている。機械で作る工業製品ではない。そして、食べながら自分も揺らいでいる。それをいい加減と怒る人もいるだろうし、手づくりの良さという人もいると思う。居直るわけではないが、一つ一つが絶対的に違う価値を持っている。一つ一つが同じではない。手を抜く話ではない、たいそうに言うと一つ一つに魂を込める。そこに、手作りのお菓子屋さんの使命と存在価値があると思うのです。

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