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2017年3月11日土曜日

県立大津高校らしいスィーツ開発を考える

昨年に続き、こんな表題で始まる授業を行ってきた。大津高校家庭科の生徒80名全て女の子!当たり前か・・・今年に入って、小学校、高校と続いて3回目の依頼だ。


市場調査、商品企画、製品試作、販売促進などなどを時系列で話し、そもそもパティシェに必要な力について話をした。さらに、働くことそんな話も含めた。つまるところ一回こっきりの自分の人生を幸せなものにするために、人や環境を変えることを望むのではない。自分が変わることから始まる。始めるのは今でしょ。未来は今日始まる。そんな話を、一生懸命聞いてくれていた。

絵の具にたとえて、好き嫌いを言っているとバランスを崩す。と、いう話は印象に残ったという。つまり、黄色が嫌い、黄色を使わない絵になる。同じように、ブルーベリーが嫌いというと、ブルーベリーのお菓子というか、ブルーベリーの持っている力を引き出すことはできない。苦手がいっぱいあるパティシェより、ないパティシェの方が美味しいお菓子を作るように思わない?

香りと後味は素材の力、味わいはバランス。素材を選び、バランスを整えるのが作る人の感性の力。さらに、それをどのように表現するか?ここにパティシェの面白さがある。奏でるようなメロディーがあったり、息を止めるような感動があったり。作り手の心が動いていないと、食べる人の心を動かすことはない。

高校一年生の彼女たちに、なにがしかの気づきがあったのかはわからないが、自分自身の経験を通じて得たことを少しでも伝えていけたら、自分なりの役割を果たせたのかと思う。そして、このような機会は、私自身を活性化させる。感謝です。

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