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2014年7月19日土曜日

賞味期限表示見直しに思う。

  まだ食べられる食品が廃棄される「食品ロス」を減らすため、賞味期限を見直す動きが広がっている。食品メーカー各社が、期限延長のための技術開発に取り組んでいるほか、食品ロスの一因ともいわれる流通業界の慣習を見直す動きも出ている。

先日、会社の食堂にある食器棚に以前バーベキューに使った残りのおにぎり海苔があった。賞味期限が切れてから、一年半経過している。しかし、中身は、大丈夫そうだった。食べてみて食べられるかどうかの判断は、自分でするもの。基本自己責任と思っている。理由は、自分の命や健康は、自分で守る。自信があるとかそういう問題ではない。まずは、自分の命や健康を考える時に主体的でありたいということ。その上で、国の法律で決められたルールとしての賞味期限設定があると思っている。

小さい時、明治生まれの祖母が、作ってくれた豆腐の味噌汁。豆腐が酸っぱくてびっくりしたら「大丈夫や」の一言。ふーんと思って食べたが、そんなに美味しいものではなかった。しかし身体は問題なかったので、食べようと思ったら食べられるんやなと、変な自信を持った。それ以降も、本当に賞味期限とかそういうレベルでは判断できない、自家製食品ではきわどいものを食べさせられた。

自家製の味噌、醤油、ほうじ茶、梅干し、梅酒、マムシ酒、蛇の燻製、合わせ柿、吊るし柿、かき餅、へしこなど、思い出せば、年間を通じて、たくさんの自家製自然食品を食べていた。祖母でしか作れない美味しいものもあったし、二度と食べたくないようなものもあった。おかげで、自分の身体を使って判断できるようになった。パテシェとしての味を感じる力は、祖母のおかげだと感謝している。

話はそれたが、賞味期限表示の変更の動きは、ロスを減らす意味で良いことと思うし、消費者の主体的な判断が求められ、法律がないと判断できない、表示がないと判断できない消費者を増やしてはいけないと思う。

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