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2012年1月22日日曜日

バレンタインケーキ教室

大津ガスサービスセンターでの、バレンタインケーキ教室メニューの試作打ち合わせ

バレンタインショコラ.jpg

チョコレート・ハート型というキーワードに、誰にでも作りやすい、美味しい・・・などなど、お菓子教室の条件は厳しい。誰にでも簡単に、ってあるわけないやん・・とは、言えない。普段お菓子を作らない人は、何に戸惑い、何に不安を持つのか?その辺を、解消すると、お菓子作りに集中できるはずだ。

要するに、教えてもらったことを、再現する確率を高めること。それを具体的に、伝える。具体的は、数値化(時間、回数、温度などなど)教室のときは、わかった気になるもの、実際わかっていると思う。しかし、誰でもがそうであるように、時間の経過で、記憶は薄れる。だから、再現するときに、数字が必要なのです。数字は考えなくていいからです。

数字への置き換え=数値化には、多少の幅(許容の幅)も必要だ。相手は、自然のものだから、生きているものだからです。だから、その時々の湿度や温度などの季節性も関係する。
この点が、多くの人が「もの」としてとらえ、お菓子作りのときに、目の前におこる物の変性に対応できないのかと思う。「もの」は、変化しないという自分勝手な思い込みがあるからだと思う。

お菓子作りは、素材への思いやり、食べる人への思いやりで、つながっていく。素材が変性しつながっていくから、お菓子は多様な味わいを持つ。だから、楽しいんだと思う。2/14の教室も、楽しんでいただきたいと思うし、私自身も楽しみたい。

2012年1月7日土曜日

食べログやらせで思う

食べログに、好意的な文章を書きますという営業は、一年ほど前から何件か来ていた。ひどいなと思っていた。今回の報道で、表面化したが、問題の本質は業者だけの話ではないと思う。

伊集院静さんが、「大人の流儀」の本の中で、知人友人につれていただいた店、自分から、ふっと入ったお店にしか行かない。気に入ればまた行く。どこの誰かわからない人に勧められた店に、行くことはない。、と、言うようなことが書かれてありました。とても素敵だと思った。自分で食べて、判断している。

食べログのシステムが悪い、そんなやらせの業者が悪いって言うのは表面的な話で、ありえるし、今後も続くと思う。食で大切なのは、リアルな世界で、自分の五感で感じ、判断できること。バーチャルな世界の情報に判断をゆだねるのではなく、情報を判断するのは、自分だということであれば、その書き込みがでたらめでも、いいんじゃないかと思う。むしろ、半分でたらめ程度に思っていてちょうどなのではないかと思う。

美味しさはいろいろだし、見た目がイヤといって食べない人は、山盛りいる。でも、そういう人を見ていて、こんなに美味しいものを食べないって言うのは、ある意味、「人生の幸せなひと時」を自ら放棄しているんじゃないかと思ったりもする。

美味しいものを食べたいという欲はあるが、美味しく食べるのは、健康な体も含め、先入観に支配されない自分の努力だと思う。ちなみに、私は、口に入れてから考えるタイプなので、びっくりするくらいひどいものを食べたことは数知れず。それでも自分の五感で食を感じたいと思う。