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2009年8月2日日曜日

非常勤講師が終わる

滋賀短大製菓コースの非常勤講師を引き受けて今年で5年目。前期15回の授業が終わりました。学生は、18歳から19歳という微妙な年齢。毎年、いろんな学生がいて、いい意味で毎年新鮮な「その年の人」に出会えます。
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ため口で話す人、ちゃんと敬語を使って話す人。なんでか、先生に向って上から目線で話す人、その日その時の感情をぶつけてくる人もいる、問いかけてもあまり反応もない人もいる。近頃の若いもんは・・・などとひとくくりにはできない。
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政治家が、さもすべての国民を理解したかのように言う「国民感情が許さない・・」っていうあなたは誰?と、聞きたくなるように、一人ひとり違うし、理解するには時間がかかる。だから、学生と先生という関係性の中でも、まずはお互いを尊重し、認め合う気持ちが必要なんだと思う。そして、結果だが、先生が一番学ぶ。学生より先生が学ぶ絶対量が多いと思う。
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学習の成果を問う試験。今年は、80点以上高得点の学生が18%を超えた。決して問題が優しいわけではない。ほぼ満点という学生もいた。昨年は80点以上が0.5%だったので、大きな変化だ。
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非常勤講師なので、教えるのがプロではない。しかし、ちょっとづつ学習しながら、本当の意味での先生になれたらと思う。毎年出会う「その年の人」のためにも、そう思う。わずかな時間だが、お菓子作りを通じて、その人の日々の暮らしに彩りが添えられたらと思う。そして、そうした経験を通じて、本来の仕事であるパテシェとして、一つのお菓子として形作れたらと思います。

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